加工できる素材を選ばない
高い操作性を持ち合わせたバリ取り装置

お客様のライン構成に合わせて、給材・除材(洗浄工程・防錆工程)などを含む電解装置を設計・製作いたします。

Electro Chemical Deburring Machines

ECMB-N1電解バリ取り装置

商品ラインナップ

ECMB-N1(最新モデル)
ECMB-OH

加工例

電解バリ取り装置とは

お客様のワークに合わせて独自に専用設計した電極治具を用いて、
電気分解現象を応用してバリを除去する装置です。

電解バリ取り装置の強み

公差穴のバリ取りを実現

手作業では届かない狭く、深い穴であっても電極治具が入ればバリを除去する事が可能

安定した品質を実現

電極・治具の管理をすることで、誰でも均一な加工が出来、安定した品質を保つことが可能

二次バリが発生しない

電解によりバリを溶解するため、二次バリは皆無

製造コストダウンの実現

非接触である為、電極治具は通常の使用では、消耗せずに加工する事が可能

高い操作性

操作が簡単なため、誰でも操作が可能

高い加工効率

加工速度が速く、複数箇所の同時加工が可能

加工できる素材を選ばない

通電性がある加工対象物であれば、材料の硬度に関係なく、加工することが可能

高い加工能力

熱や機械的な力が不要なため、加工面に応力やひずみが生じず、加工変質層も生じない

スペック

装置詳細

  仕様 機種
ECMB-N1 ECMB-OH
設備情報 本体の大きさ(横×縦×高さ) 700×1,355×1660 500×1370×1600
加工電源 30V200A 25V200A
タンク容量(ℓ) 100
オプション ライトカーテン
ハンディ操作盤
流量計
付帯設備 遠心分離機(濾過器)
フィルタープレス(濾過器)
中和装置
冷却装置
ミストコレクター

●=標準装備品  〇=オプション追加可能

導入をご検討のお客様

当社が装置を検討するために必要な情報

・ワーク図面
・ワーク材質(鉄、ステンレス、アルミ)
・生産数
・稼働時間

実際に加工する為に必要なもの

・電極治具(自社で独自設計致します。)
・加工液(硝酸ナトリウム、塩化ナトリウム)

よくあるご質問 FAQ

※お問い合わせいただく前に是非一度ご確認ください。

お問い合わせ / 打ち合わせについて

当社が検討するために必要な情報をご準備の上、「お問い合わせ」からご連絡ください。
加工したいワークの情報をもとに、装置・治具の設計を行い、濾過装置といった付帯設備までご提案いたします。
お急ぎの場合は下記にご連絡ください。
TEL:0465-82-0275(直通)

はい、可能です。「お問い合わせ」よりご連絡ください。

はい、可能です。テスト加工も承っておりますので、「お問い合わせ」よりご連絡ください。

バリについて

刃物を用いた加工(穴あけや旋盤)をすると発生するのがバリです。
また弊社の対象としているバリは、金属のバリです。

主に自動車部品です。代表的な部品は下記の部品があげられます。
(インジェクター、コモンレール、マニホールド(ABS)、コンロッド、クランクシャフト、プーリー等)

はい、あります。電解加工後には排気ガス(水素、窒素、アンモニア)、スラッジ(酸化鉄、酸化アルミニウム等)が発生します。
また加工液や洗浄液には金属イオンが溶け込んでおり、こちらは産廃業者などに処分を依頼する必要がございます。

根元の厚みが0.05mm以内です。蓋バリや切子などの大きなバリについては別途ご相談ください。

はい、可能です。ステンレスのようにクロムを多く含んでいる材質を、加工した場合には 六価クロムの発生があります。
そのため加工液を硝酸ソーダから塩化ナトリウムに変更し六価の発生を防ぎ、三価に還元することができます。

電解/電解バリ取りについて

加工液は硝酸ナトリウム又は、塩化ナトリウムを使用いたします。

金属のバリを電気分解し溶解する加工法の事です。

電気分解とは二つの電極間(陽極・陰極)で、加工液を介して加工物との電子の受け渡しが行われ化学分解することです。

はい、おきます。しかし精度的な問題はございません。

スラッジとして加工液と共に流されます。

はい。

はい、必要です。前洗浄(切削油の除去)と後洗浄(電解液の除去)が必要となります。

はい、必要です。後洗浄をしたままだと、錆の原因となりますので、防錆液等を使用し対策が必要です。

電解バリ取り装置N1(標準機)であれば、約4か月程です。

お問い合わせ

お問い合わせは、お問い合わせページ
もしくは、
お電話(TEL:0465-82-0275(直通))よりお願いいたします。